東京都武蔵野市吉祥寺本町4-17-17 ミリオンステージ吉祥寺109
平日9:00~18:00

コラム

シーリング工事の重要性と高度な防水性・機密性の確保方法

2023.09.19

シーリング工事は、建物の防水性や機密性を確保するために重要な工事です。建物の外壁ボードの間のつなぎ目や外壁とサッシの隙間など、動きの多い目地や隙間において、高い防水性や機密性を実現することが求められます。適切なシーリング材の選択や施工技術のポイントを押さえることで、建物の耐久性を高め、快適な環境を提供することができます。本コラムでは、シーリング工事の重要性と技術のポイントについて解説いたします。

シーリング工事とは

シーリング工事は、建物の外壁や内壁、床などの動きのある目地や隙間に、防水性や気密性を高めるための施工作業のことです。温度変化によって勝手たり縮んだりするため、水や風の浸入、熱や音の伝達を防ぐ役割が求められます。


 


シーリング工事では、専用のシーリング材を使って目地や隙間を埋め、密封性を確保します。


 


シリコン系シーリング材


シリコンポリマーを主成分とした耐候性に優れた材料で、耐水性や耐薬品性にも優れています。屋内外の防水や密閉、接合部の補修に広く使用されます。


 


ポリウレタン系シーリング材


ポリウレタン樹脂を主成分とした弾性があり、耐久性や接着力が高い特徴があります。建築物や床などの振動や変動のある部分に使用されることがあります。


 


アクリル系シーリング材


アクリル樹脂を主成分とした水性のシーリング材で、施工が容易で乾燥が速いという利点があります。屋内の接合部やクラックの補修に使用されることが一般的です。


 


ブチル系シーリング材


ブチルゴムを主成分とした柔軟性と耐候性に優れた材料です。耐久性が要求される屋外の防水や接合部の密閉に使用されます。


外壁のシーリング工事について

外壁のシーリング工事は、建物の耐久性や美観を保つために行います。


 


~外壁シーリング工事の必要性と特徴~


 


防水性の確保


外壁は雨水や湿気にさらされるため、適切なシーリング工事によって防水性を確保することが重要です。シーリング材は外壁の接合部やクラックを密封し、雨漏りや水の侵入を防ぎます。


 


断熱・気密性の向上


シーリング工事は外壁の断熱性や気密性の向上にも貢献します。適切なシーリングによって隙間や継ぎ目を埋め、冷暖房効果を最大限に引き出し、エネルギー効率を向上させます。


 


美観とメンテナンス


シーリングは外壁の美観を保つためにも重要です。適切な色や仕上げのシーリング材を選ぶことで、外観を統一し美しい仕上がりを実現します。また、シーリングは外部からの汚れや劣化を防ぎ、メンテナンスの負担を軽減します。


 


耐久性と寿命延長


シーリング工事によって外壁の耐久性が向上し、寿命を延ばすことができます。適切な材料と施工方法によって、外部の環境変化や風雨による劣化を防ぎ、外壁の長期的な保護を実現します。


 


~技術のポイント~


 


下地処理


シーリングを施す前に、外壁の下地を適切に処理することが重要です。クラックや凹凸を修正し、清掃して表面を整えます。下地の平坦性と清潔さは、シーリング材の密着と耐久性に直結します。


 


シーリング材の選択


外壁の素材や環境条件に応じて、適切なシーリング材を選ぶことが重要です。耐候性、耐久性、柔軟性、耐クラック性などの特性を考慮し、適切な材料を選びましょう。また、カラーや仕上げも建物の外観に合わせて選ぶことが重要です。


 


施工技術


シーリング材を均一かつ適切な厚さで施工する技術は重要です。均一な厚さを保つためには、適切な施工ツールや技術を用いて均等にシーリング材を塗布する必要があります。また、継ぎ目や接合部の処理も丁寧に行うことで、密封性と耐久性を向上させます。


 


気象条件の考慮


シーリング工事は適切な気象条件下で行うことが重要です。高温や多湿な環境では、シーリング材の硬化や乾燥が遅れる可能性があります。施工時の気温や湿度を考慮し、最適な施工環境を確保しましょう。


クラックの放置は危険!

クラックは建物の外壁や内部構造に見られるひび割れや亀裂のことを指します。クラックはさまざまな原因によって生じることがあります。地震や地盤の変動、建物の収縮・膨張、経年劣化、設計上の欠陥などが主な要因とされます。


 


【放置は危険!】


クラックが放置されると、外部からの水や湿気が侵入し、建物内部の構造や素材にダメージを与える恐れがあります。また、クラックが拡大すると建物の安定性や耐久性にも影響を及ぼし、安全上のリスクを引き起こす可能性があります。


 


【クラックの種類】


クラックの種類には、表面クラックや構造クラックなどがあります。


・表面クラックは外壁などの表面に見られ、主に見た目の問題としての影響があります。


・構造クラックは建物の構造部分に生じるものであり、建物の安全性や耐久性に直接関わる重大な問題となります。


 


【シーリング工事で解決】


クラックの解決には、シーリング工事が一つの有効な手段となります。シーリング工事は、クラックや隙間を適切なシーリング材で密封することにより、外部からの浸水や湿気の侵入を防ぎます。また、シーリング材は柔軟性を持ち、建物の収縮や膨張にも対応できるため、クラックの拡大を防ぐ効果もあります。ただし、クラックが大きく深い場合や建物の構造上の問題が原因となっている場合には、他の補修や補強工事が必要となることもあります。


 


【工期】


小規模なクラックの補修では、数時間から数日程度の工期がかかることが一般的です。ただし、補修範囲の広さやクラックの状態によっては、より長い工期が必要となる場合もあります。


 


【費用】


一般的なクラックの補修費用は、数千円から数万円程度となることが多いですが、クラックの状態や補修範囲によってはそれ以上の費用が必要となる場合もあります。正確な費用は、業者に見積もりを依頼し、現地調査や補修内容に基づいて確定します。


まとめ

もしクラックを見つけた場合、早めの対応が重要です。クラックは建物の構造や外観に悪影響を与えるだけでなく、雨漏りや断熱性の低下などの問題を引き起こす可能性もあります。クラックを見つけたら、すぐに当社にご相談ください。経験豊富な作業員が迅速かつ丁寧に対応いたします。


お問い合わせお問い合わせ
法人・オーナー様へ法人・オーナー様へ