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コラム

屋根塗装の相場はいくら?

2023.12.15

屋根塗装は建物を長持ちさせるための重要なメンテナンス作業です。しかし、屋根塗装は頻繁に行うものではないため、相場がわからないという方も多いのではないでしょうか。屋根の材質や塗料の材質によって価格が変動するのかなど気になりますよね?今回は屋根塗装にかかる費用の相場や見積もり比較する際に注意する点などをご紹介いたします。すでにお見積もりを取られた方も、これからの方も、ぜひご一読ください。

屋根塗装が必要な時期の見分け方

屋根の塗装は定期的に行わないと、劣化が進み最悪の場合は住居全体にまで被害が及んでしまいます。定期的とはどのくらいの間隔なのでしょうか。もちろん屋根の材質によっても異なりますし、日当たり具合によっても異なります。


 


●一般的な屋根塗装を塗り替える時期


屋根塗装の時期は10年が目安です。それは、一般的に利用する塗料の塗り替え寿命が8〜10年程度だからです。また、外壁塗装の時期も10年が目安とされているため、同時に行うことが多いのも理由です。


 


●本当に10年で大丈夫?


屋根塗装の時期は、わかりやすく外壁塗装と同じ10年が目安とされていますが、実は外壁より屋根のほうがもっと早く劣化します。それは、屋根が紫外線や雨にさらされやすいからです。外壁であれば10年の耐用年数がある塗料を使用しても、屋根に使うと6〜8年しかもたないでしょう。そのため、屋根塗装の目安は8年程度を目安に考えるとよいでしょう。


 


●屋根材ごとの塗装時期


どの屋根材でも一律塗装時期が同じではありません。塗料が長持ちする材質などもありますので、屋根材ごとの塗装時期の目安をご紹介いたします。


・トタン:7〜10年


・スレート:8~15年


・セメント瓦:10~20年


・ガルバリウム鋼板:10~25年


・粘土瓦:30年以上


 


●一般的な塗料の耐用年数


また、屋根材のほかに塗料の耐用年数によっても時期が異なってきます。一般的な塗料の耐用年数は下記のとおりです。


・アクリル系塗料:5~7年


・ウレタン系塗料:6~10年


・シリコン系塗料:8~15年


・フッ素系塗料:15~20年


 


屋根塗装が必要な時期の見分け方


ではここからは、屋根塗装が必要な時期の見分け方をご紹介いたします。


 


屋根の劣化症状で塗装が必要な時期と緊急具合が見分けられます。


①雨漏りがする→早急


②ひび割れ→早急


③塗装が剥がれている→早急


④錆びている→なるべく早め


⑤苔や藻が生えている→なるべく早め


⑥色褪せている→塗り替え時期の検討段階


 


苔やカビは高圧洗浄で除去できる場合がありますが、洗浄をしても落とせない場合は塗装を検討しなくてはいけません。


屋根塗装の相場

屋根の塗装は8年~10年くらいの頻度が目安とされていますが、頻繁に作業を依頼するものではありませんので、なかなか相場感が掴めないのではないでしょうか。


 


~一般的な屋根塗装の相場~


屋根塗装の費用は一般的な2階建(塗り面積70~100㎡)で40万円~70万円(税抜)が相場と言われています。(足場代込み)


 


塗料の費用相場


一般的な2階建ての屋根塗装に必要な塗料の相場を、種類別にご紹介いたします。


 


種類:ウレタン塗料


塗料の単価(1㎡あたり・3回塗りの合計):1,500~2,500円


一般的な2階建ての塗料の費用(89㎡あたり):133,500~222,500円


メリット:比較的安価


デメリット:耐候性が低く塗り替え時期が早い


 


種類:シリコン塗料


塗料の単価(1㎡あたり・3回塗りの合計):2,300~3,000円


一般的な2階建ての塗料の費用(89㎡あたり):204,700~267,000円


メリット:汚れ、色褪せなどに強い


デメリット:密着性が低く、下地調整や下塗りの選定が重要


 


種類:フッ素塗料


塗料の単価(1㎡あたり・3回塗りの合計):3,800~4,800円


一般的な2階建ての塗料の費用(89㎡あたり):338,200~427,200円


メリット:防カビ性や防藻性もある


デメリット:金額が高く、扱っていない業者もある


 


種類:無機塗料


塗料の単価(1㎡あたり・3回塗りの合計):4,500~5,500円


一般的な2階建ての塗料の費用(89㎡あたり):400,500~489,500円


メリット:耐久性や耐熱性が高い


デメリット:硬い材質のため、ひび割れしやすい


 


屋根塗装でかかる費用の内訳


屋根塗装の費用の内訳を、大きく4つの項目に分けると下記のとおりです。


・塗料・材料費(20~25%)


・足場代(15~20%)


・人件費(30%)


・諸経費・運営費(30%)


 


屋根塗装の相場は6つの要素で決まる!


一般的な相場は40万円からですが、実は相場を決める項目があります。


1.屋根の塗装面積


2.塗料のグレード


3.屋根の勾配(傾き)の角度


4.屋根の形


5.屋根の劣化状態


6.屋根材の種類


 


もちろん塗装面積が広ければ塗料の使用も多くなるため、値段が上がります。また、意外なのは、屋根の傾きの角度です。平面積や塗料が同じでも傾きが急な屋根の方が、屋根塗装面積は大きくなり相場は高くなってしまうのです。


屋根塗装の費用を抑えるコツ

屋根塗装はやはり高額になりますので少しでも費用を抑えたいですよね。屋根塗はDIYでできるのでしょうか。


 


~DIYは危険~


屋根塗装は高所作業になりますので、素人が屋根で塗装するにはかなりの危険が伴います。業者はしっかり足場を組み立てますが、DIYの場合は、脚立を上って作業することになるでしょう。塗料・補修材・ローラーのほか、ヘルメットなどの安全器具も用意せねばならず、意外と費用もかかります。


 


~屋根塗装の費用を抑えるコツ~


屋根塗装の費用を抑えるコツは、いくつかあります。


 


外壁塗装と一緒におこなう


屋根塗装も外壁塗装も工事のために足場を組む必要がありますが、意外に足場代は高額で、おおよそ20万円かかります。屋根と外壁をセットで塗装すると、足場費用が1回で済みお得です。


 


閑散期に依頼する


繁忙期は依頼が殺到しているため、やはり高額になります。そのため、閑散期を狙うとコストが抑えられます。屋根塗装の閑散期は1月から3月、5月から7月あたりです。


 


 


自社施工を行っている業者に依頼する


屋根塗装の費用を抑えるためには、自社施工を行っている業者に依頼することが大切です。自社施工せず下請けに依頼する業者は仲介料がかかり費用が高めです。


 


補助金や助成金を活用する


自治体によっては、屋根塗装で補助金や助成金が使える場合があります。お住まいの自治体によって適用条件や金額などは異なります。


一例ですが、リフォームの改修工事全般に補助金を出している自治体であれば100万円の工事に対して10万円〜20万円程度の補助金や助成金を受け取れるケースがあります。


 


火災保険を利用する


一般的な戸建て住宅の火災保険には、落雷や雹(ひょう)、風災など、自然災害による損害も補償の適用範囲に含まれています。万が一このような自然災害で屋根が破損し、塗装や修理が必要になった場合は、加入している火災保険を確認しましょう。


まとめ

屋根は8年から10年くらいで塗装やメンテナンスが必要です。まとまった出費にはなりますが、激安を売りにしたり、その場で契約を迫る業者には十分ご注意ください。唐澤防水では相見積りも承っております。屋根塗装は、自社施工で安心安全の唐澤防水にぜひお任せください。


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