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コラム

夏の暑さ対策に最適!遮熱塗料で電気代を大幅カット

2024.07.12

夏の暑さが厳しくなる中、多くの家庭ではエアコンをフル稼働させることで電気代が急増しています。しかし、そんな悩みを解決する方法があるのをご存知でしょうか?それは、「遮熱塗料」を使用することです。遮熱塗料は、建物の屋根や外壁に塗ることで太陽光の熱を反射し、室内の温度上昇を防ぐ効果があります。その結果、エアコンの使用頻度を減らし、電気代の節約が期待できるのです。このコラムでは、遮熱塗料の効果や選び方、そしてその活用法について詳しく解説します。暑い夏を快適に過ごしながら、節電も実現できる遮熱塗料の魅力に迫りましょう。

遮熱塗料とは?

屋根塗装に使用する「遮熱塗料」には、太陽光を反射して屋根温度の上昇を防ぐ効果があります。


屋根材の表面温度が上がるのを防ぐことができるため、熱による屋根材の劣化や2階の部屋の温度上昇を抑える効果が期待できる塗料です。(正式名称を「高日射反射率塗料」と言います。)


なお、遮熱塗料と同じように、室内の温度上昇を抑える塗料に断熱塗料があります。遮熱塗料と断熱塗料の大きな違いは、保温効果を持っているかどうかです。


断熱塗料との違いは?

遮熱塗料は熱を伝わりにくくするための塗料です。一方の断熱塗料は光反射しないため熱の発生は抑えられませんが、熱や冷気の侵入を防いでくれるので、室内の温度上昇を抑えます。室内外の熱の移動を遮断してくれるので、夏は涼しく保ち、冬は外に熱を逃さないため、暖かい状態が保たれます。


遮熱塗料の遮熱効果

遮熱塗料の持つ遮熱効果は以下の特徴があります。

①太陽光を反射させる効果に優れている

②熱を放射して外部に逃がす

③熱を住宅内部に伝えにくい

④遮熱の持続性に優れている


【遮熱塗料と断熱塗料の特徴】



遮熱塗料の費用相場

一般的に使われるシリコン塗料の相場は、1㎡あたり約1,700円~3,500円程度となっていますが、遮熱塗料の相場は約3,000円~5,500円程度になります。ただし、耐用年数は一般の塗料と比べ1.5〜2倍長いのが特徴です。


【遮熱塗料の相場と耐用年数】



遮熱塗料の節電効果

遮熱塗料を用いることで、夏場の屋根の表面温度を7.8℃~7.3℃ほど抑制できることが環境省の実験結果からわかっています。塗料によっては多少の効果の違いはありますが、真夏は塗装前に屋根を素手で触るとかなりの高温で長時間触れませんが、塗装後はずっと触っていられるほど熱を反射します。


遮熱塗料で室温は何度下がる?

室内の温度は最大で2~3度下がります。2~3度の温度差でも体感温度は涼しく感じることができるので、暑い夏でも快適に過ごせそうです。


【工場屋根にサーモアイSiを湿布した場合の温度変化】



引用:環境省環境技術実証事業 実証番号051-0968『サーモアイSi』


*1:8月1日~10日の期間中最も日射量の多い日時における対象部での屋根表面温度・室温の抑制効果

*2:冷房を行わないときの室温

*3:平均放射温度(MRT)を考慮した温度(室温とMRTの平均)


節電効果は?


室内の温度が1度下がると、約10%の電気代を削減することができると言われています。下記はあくまで工場での実験ですが、年間の空調にかかる電気代に換算すると、1,839円/年~7,547円/年の電気代の削減になるという結果が出ています。


【工場屋根にサーモアイSiを湿布した場合の電気料金変化】



引用:環境省環境技術実証事業 実証番号051-0968『サーモアイSi』


*1:年間を通じ室内温度が冷房設定温度を上回ったときに冷房が稼働した場合の冷房負荷低減効果

*2:冬季1ヶ月(2月)及び冬季(11~4月)において室内温度が暖房設定温度を下回ったときに暖房が稼働した場合の暖房負荷低減効果

*3:夏季(6~9月)において室内温度が冷房設定温度を上回ったときに冷房が稼働した場合及び冬季(11~4月)において室内温度が暖房設定温度を下回ったときに暖房が稼働した場合の冷暖房負荷低減効果


一般家庭で見込まれる節電効果は?


一般住宅の室内温度は真夏の日中で1〜2℃程度下げる効果があります。さらに節電効果を得たい場合は、エアコンの室外機に遮熱塗料を塗布すると室外機の温度を下げ、冷房効率を高め消費電力の削減につながります。


遮熱塗料がおすすめの住宅

トタンなどの金属製の屋根材や小屋裏のない吹き抜け天井、2階以上の階層は、特に熱がこもりやすくなります。金属製の屋根は太陽光を直接吸収しやすく、熱伝導率が高いため、室内温度が急上昇します。また、小屋裏のない吹き抜け天井は、熱が逃げ場を失い、室内に蓄積されやすくなります。さらに、2階以上の階層は、屋根からの熱が直接伝わりやすく、夏場は特に暑くなる傾向があります。最後に、遮熱塗料がおすすめの住宅をご紹介します。


●屋根が金属材でできている


金属屋根は熱伝導率が高いので、太陽光でかなり高温になります。トタンやガリバリウム鋼板などの屋根は遮熱塗料がおすすめです。室温の上昇を抑えられ、涼しく過ごせるようになる可能性が高いでしょう。


●吹き抜けやロフトがある


吹き抜けやロフトがあると、冷暖房効率が悪く、また屋根が受けた熱をそのまま室内に伝えやすい傾向にあります。遮熱塗料で塗り替えを行うことで効果が期待できます。


●2階にリビングがある


日当たりのよい2階は気温が上がりやすいです。日差しに照りつけられた屋根から熱が建物へと侵入します。その熱は屋根裏へ移動し、その下にあるリビングも暑くなってしまうのです。


●3階建て住宅


3階以上の建物などは太陽熱を受けやすい、かつまわりに遮るものも少ないため、上階が特に暑くなりがちです。高さが高い建物であればあるほど遮熱塗料の遮熱効果を高く反映させることができます。


まとめ

技術力の低い塗装職人が遮熱塗料で塗装した場合、塗りムラなどが発生して、遮熱効果を最大限発揮するのが難しくなることもあります。遮熱塗料は技術力が必要なデリケートな塗料で、塗装職人の中では「塗りにくい塗料」ということを聞きます。唐澤防水では専門知識のある職人が丁寧に塗装しますので安心してお任せください!お問い合わせお待ちしております。


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